「紙巻煙草のように美しい発見の数々。」国内の鉱物採集に芸術性を取り入れた最初の男にして無名の男。 H29ブログ名を”ダンディ”に改名。『転珠、或いは…』『足下にモンスター』作詞作曲。『時石の森』第二部完 H28『水晶バラード』シリーズを序曲と共に開始。『to be continued』『くくり』『たそかれ』組曲『Solitary Island』等を作詞作曲。『時石の森』シリーズを草創(第一部完)。


by 或岩 松枝諏(あるいわ まつがえす)

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『yと山登り』 筈ヶ岳~寧比曽岳 2017.8.13


「なんて読むの?」「ねびそだけ。」

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金蔵連峠

東海自然歩道が登山道として、筈ヶ岳、寧比曽岳へと続いている。


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雲の上のセセリチョウペア。
童話的な光景だが、ズボンにはちゃんとマダニも付いてきた。

歩くこと1~2時間

「こっちに筈ヶ岳がある筈なんだけどなぁ。」「あ、書いてあるよ!」
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筈ヶ岳登頂

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寧比曽岳のピークが近づく頃には落葉樹も多くなってきた。

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登頂

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いつもはyのオニギリだが、この日はお盆ということで特別にご飯を炊くことにした。
「なんか良いなぁ。」「やっぱり火だよぉ。」「火と煙が減って、この世界には吹き出物が増えた気がする。見ろ、この机を。学習デスクじゃないか。」

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鮭茶漬けご飯


下りはただのピストンじゃあツマラナイので林道も使って歩いた。



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領家帯ということで純粋な山登りのつもりでいたが、どうしても目は追ってしまうものらしい。

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リュックに入っていたペグマタイト脈

私は石の産地情報を人から聞いたりインターネットで見たりすると、もうそこには行きたくなくなるという質で(かつては逆だった)、そういう情報はあえて避けてるようにしているが、その意図した無知のために、私の「未知」は一般の鉱物採集者達からすると全然未知ではない、という変な齟齬が生じてくる可能性を少なからず孕むことになる。
しかしまあ、最近の水晶の収穫を見ても、私の未知は未知だと思って、だいたい間違いなさそうである。



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# by matsugae | 2017-08-17 20:00 | yと山登り

『水晶バラード』 第8話 月影彼山歌夜




第8話 月影彼山歌夜
(つきかげにあのやまがうたうよ)



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崩落ガマにぶち当たった。

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なにはともあれ、まずは落ち葉の絨毯をステッキで掻き分けてみたが、暑さと蚊の猛襲と頻発するカメラの不具合のせいで、これは捗らなかった。
「水飲みゃーよー。」「おう。」
一服する間も有らばこそ、私は再び宝を見つけにかかった。

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黒水晶ござんなれ。

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泥と粘土のベールに包まれて、現地ではその無敵のキラメキを知る由もなかった。

「こないだの新聞紙まだあったか?」「えっ、…全部使っちゃったんじゃない?」「(リュックをごそごそやって)あったぞ! 」「よかったねー、足りる?」「奇跡的に5、6枚ある。」

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道中で出会った石仏に挨拶して、むさ苦しい山をるんるんと後にする私たちだった。

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「すごーい、きれいー!」「どう見ても、月夜に山々が歌を歌っているようにしか見えん。」

第6話で発見したクリュスタル城の呪縛を振り払おうと、私がライオスの子のように、誰からも聞いたことがない愛知県の山へ向かったことも、すべては神のパペットプレイだったのだろうか?
第7話から序曲とステッキとがピアノ仕上げになり、私の歩むフィールドは重厚かつ荘厳な世界にがらりと変容した。
それ故、次に得る水晶は斯様な敷妙の黒水晶こそ相応しいと、人知れず私が夢想していたことも神は見透かしていたのだろうか?
一方的に傾いた天秤が均衡を取り戻すには、一方の皿を軽くするか、しからずんば、もう一方の皿を重くするかしかない…。
ヴァン・ゴッホは言っている。
「この星で、神を判断することは出来ない。」と。



◎後日、私の唇の下は水ぶくれとなり、yの顔はお岩さんと化したことも忘れずに書き加えておこう。
「これで今回の幸運もチャラだな。」


☆要らなくなったピアノの調律用ハンマー募集。
☆無断転載、盗用禁止。


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# by matsugae | 2017-08-04 19:37 | 水晶バラード | Comments(2)

『水晶バラード』第7話 ステッキ





古いピアノを頂いたので、弾いてみたら重厚感が物凄かった。
第7話は、そういうわけで、新しいステッキがこれ支えることになった。



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×山を歩いたあと、よりしっかりしたものにするために、一番弱いだろう箇所にシルバーワイヤーを巻き、ステッキ自体の長さを6センチほど短くした。


☆山頂の直前で春日井のKさんと再会。
☆要らなくなったピアノの調律用ハンマー募集。
☆無断転載、盗用禁止。


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# by matsugae | 2017-08-01 18:28 | 水晶バラード | Comments(2)

鹿角ステッキ


ついに、竹のステッキ(棒)も卒業である。
扱いやすく結構馴染んで来たところだったので、別れはちょっぴり辛くもあるが、春の新中学生が小学校に戻ることが赦されぬように、私もこれをオートマティックな義務のように享受しなければならぬものと感じている。

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新調した鹿角ステッキ
(作・或岩松枝諏)

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ノブとなる鹿角は2014年に岐阜県のとある廃村で見つけたものを使用。
実際にノブとして取り付けて握ってみると、その抜群のフィット感に驚嘆せずにはいられなかった。
いかな職人も、これ程持ち手の心を捉えて離さないノブは未だ作り得たことはないのではないか、と思われるほどの握り心地である。

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ステッキ本体は山で拾ってきた木を使い、着色油性ニスで塗装を施したが、土岐花崗岩の水晶でも滅多にお目にかかれない敷妙(しきたえ)の黒髪を思わせる艶容は、家具屋の主人の目も光らせずにはおかぬだろう。

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石突は残りの角からは取れそうもなかったので、とりあえずUVレジンで作ってみたが、こればかりは実際に使ってみないとどうなるかわからない。

「鹿角なんか取り付けたら重くて回せないのでは?」と心配してくれる読者も居られるかもしれないが、そこは安心して頂いていい。
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グッと引っ張ると、ノブと棒が分かれる仕組みになっていて、竹に比べたらずいぶん重くなりはしたが、私の指はすでにこれしきの棒なら問題なく回せるほどの経験値を獲得済みである。

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このとおり

尖った金属棒等の仕込みは、街歩きのためにも断念せざるを得なかったが、いざという時は、美濃の山奥でライヴァル鹿達とのバトルによって磨かれた喧嘩角が、私と地中の金銀財宝との出会いを手助けしてくれるはずである。

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# by matsugae | 2017-07-22 00:23 | 作宝 | Comments(2)

『水晶バラード』第6話 いと美しき水晶 ~ダンディの宝探し~




×日も登山のはずだった。
吹きすさぶ風と濃霧を抜けて、辿り着いたのは、いと美しき水晶が眠るクリュスタル城だった。

(以下ブログ)

『yと山登り』のはずが『水晶バラード』になってしまった。
それもこれも標高1,000メートル以上の高所が強風と濃いガスの世界となり、予定していたコースを半分以上残したところで、止む無く引き返えす決断を強いられたことに端を発するのだが、その後に私たちが演じることになった物語、すなわち『水晶バラード』の節目となる第6話の完成には、人知の及ぶところではない超自然の力が、客観的な現実の事態と平行して進行していたように感ぜられるという事実は、特に隠す必要はないと思う。
私はちょうど2週間前に、いみじくも鈴鹿山脈の水晶岳(今回の舞台かどうかはご想像にお任せする)で『水晶バラード序曲』をリコーダーで吹いていた(動画07:30あたりから)。
また”ダンディの水晶の拾い”についても最近の記事でコメントをしたばかりだった。
また信じがたいことに、私たちは水晶が目的で山を訪れたのではなかった。
然もそれでいて、このような事態、やり方こそ、幾歳月を経てようやく私が辿り着いた境地に他ならず、くるくると回すステッキの軽やかさとは裏腹に、その指の先まで流れるマグマのような血潮が、待ちに待ち焦がれていた一瞬に他ならなかった。
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「やったー!」「お…おぉぉぉ!」
さしもの私も声を震わせたが、書き連ねた事情を抜きにしても、スラリとして、テリこの上なく、透明度清水のごとき仄煙水晶(ほのけむりすいしやう)を目の当たりにして、心を動かさぬ人間など在ろうはずは無かった。

「俺のリュックに新聞紙入っとらんかー?」「(ごそごそ)無いよー。」「底の方に無いかー?」「あ、あったー(笑)」「(受け取って)腐ったクレープみたいだな…。どれどれ…、去年の8月のだぞ(笑)」「一年ぐらい前のじゃん。」「水晶バラードを始めた頃のだ(笑)」

〽ひととせの霧かと思ふけふの霧消えゆくなへに君が呼ぶかも

「(包装終えて)さあ、帰ゃーるぞー。」「えっ、行くの? まだ時間あるよ、もっと採ろうよ。」「馬鹿野郎。”ダンディの水晶の拾い”をもう忘れたか?」「覚えとるよぉ。」「言ってみろ。」「えっと…、ステッキをクルッと回して、サラッと拾って、御挨拶して、立ち去るっ!」「ウィ マダム。」

「ダンディズムとは、一種の精神主義であり、また苦行である」
(シャルル・ボオドレエル)

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「こんだけありゃいいだろー。まぁ帰ゃーるぞー。」


【あとがき】

かなり出来過ぎな感じがしないでもないが、それについては、私に聞いてもらっても困るとしか言いようがない。
しかし、手のひらの中央に神秘十字の紋章をもつ同胞でなくても、時代が「合理性」と引き換えに捨て去ったものを、今も必需品として生きる人々であれば、こんな芝居染みた出来事も、現実に間々起り得るものだと点頭してくれるに違いない。
そういうわけで、『水晶バラード』も結局は「鉱物採集」というカテゴリーに落ち着くことは認めざるを得ない。

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水晶については、本文と重複するが…
透明度、限りなく。
照り、この上なし。
形、六角柱で六面で尖り、その錐面は鏡面と擦硝子面とが不規則的な規則性をもって並ぶ(同じところで得られた微小な水晶にも見られた)。

行き当たりばったりで出発した第一話から、運よく漕ぎつけて着地した第6話まで、寛容にも見続けてくれた読者、視聴者には、感謝を申し上げたい。

では、また。

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☆本サイト、動画の無断転載・盗用禁止。


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# by matsugae | 2017-06-30 22:12 | 水晶バラード | Comments(8)